広島県内有数の総合建築設計事務所
クライアントとの対話を重視した、専門性の高い設計

　広島県内有数の規模・歴史を誇る総合建築設計事務所。1948年、大旗祥社長の祖父である大旗正二氏が創業し、66年、現組織に。建築のデザインだけではなく、構造や設備設計、監理部門を備え、企画から設計、監理、アフターフォローまでをワンストップで提供する。これまでの実績は2000 件以上を数え、庁舎や文化施設など分野を問わず多くの設計を手掛ける。中でも特に、医療福祉と教育分野からの支持が高く、これらのリピート受注が多いのが特徴。大旗祥社長は、「創業時から医療など専門性の高い建築に多く携わっており、３世代にわたりお付き合いをくださるクライアントもあります。〝専門的で実用的な技術、知識、手法が多いので安心して任せられる〟と評価していただいております。この評価や期待に応えるために、長年蓄積されたノウハウを継承し生かすことが喫緊の課題です。クライアントの声と社内コミュニケーションを大切に、計画段階から実施設計、監理に至るまで全部門で社内レビューに取り組み、ご満足いただける提案を提供し続けられるように努めております。そのほか、建物を建てるということは事業への大きな投資です。事業に応じ、意匠性を図りながら投資に見合う経済性も大切にしてます」  近年では３Dを活用したプレゼンテーションを積極採用し、視覚的に分かりやすい提案を行なうことに力を注ぐ。プロポーザルやコンペなどの提案競技でもＢＩＭや社内レビューによる活発な表現活動を行い、当選実績を重ねる。　社名の〝連合〟には１人ひとりの創造性を連ね合わせる個性の連帯という意味があり、「設計者それぞれの人間性と能力をぶつけ合い、自己研さんの中で新たなものを引き出し、個の能力の和以上のものを発揮する」という意思が込められている。事務所の基本理念は、「人と建築の交わりを求めて」。その土地の自然や文化、歴史を理解し、未来を見据え、関わる人々やクライアント、利用者や施工者と共に、建築という構造物に生命を吹き込む創造力の源を表現している。建築の中にいかに人の心を通わせるかを追求し、建築士それぞれの個性と創造性が連合する、やわらかな設計組織を目指す。

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育む

　トップと社員の距離が近く、若手も活躍の場が多い。雰囲気はいたって家族的で離職率が低いのが特徴。カープ観戦等の恒例行事のほか、フットサル、釣り、登山同好会などがあり、プライベートでも仲の良い社員が大半という。資格取得と知識向上を奨励し、各種学校等の授業料貸与や授業を受けやすい業務環境を整えるほか、海外視察旅行の補助やセミナーへの参加など、バックアップが充実している。近年では多くのインターンシップ生を受け入れ、社会貢献にも力を注いでいる。大旗社長は、「設計士は机に向かって図面を描くだけが仕事ではありません。要求はクライアントの事業に応じてさまざまで、求められる知識は建築的な事柄だけではありません。隠れた要望も聞き出し設計図にまとめ、建物を機能させなければなりません。コミュニケーション力や社会性が重要になってまいります。この力を大きく養うため、若手社員にも積極的に表舞台に立ってもらっています」と語る。豊富な経験を強みに組織で人材を育む。

会社概要