中期経営計画(2018〜2020 年度)を策定
変革と成長を遂げる中電工グループへ
株式会社中電工
お客さまのために高度な価値を付加した生活・事業環境を創出することにより、社会の発展に貢献することを企業使命として活動する「総合設備エンジニアリング企業」で中国地方で最大の設備工事会社。配電線・発送変電工事においては、中国地方の電力の安定供給を支えるとともに、屋内電気・空調管・情報通信工事においては、中国地方だけでなく、東京・大阪などの都市圏でも事業展開している。
18年4月にテーマを「変革と成長を遂げる中電工グループへ」とする中期経営計画〔2018 ~2020 年度〕を策定。これまでの主要施策を継続・強化する中で、従業員と協力会社の人材育成による現場力強化を重要課題と捉えるとともに、業務改革による生産性の向上など働き方改革を推進する。また、成長に向けた投資を継続し、グループ一体で企業価値の向上を図っている。
都市圏の拡充、海外事業の拡大
将来を見据え、人口減少の著しい中国地方の中山間地域を中心に、事業場の再編・統合、スリム化により要員の効率的な配置を進め、市場規模が大きい東京・大阪といった都市圏の体制を強化し事業拡充に取り組むとともに、海外での基盤整備を進めている。 M&A(合併・買収)の推進による営業基盤の拡大も進めており、16年8月に杉山管工設備(株)(横浜市、空調管工事)、同年9月に早水電機工業(株)(神戸市、電気工事)を、17年10月にはシンガポールの電気工事会社、RYBエンジニアリングをグループ化している。人材への積極的投資
同社にとって“人”は最も重要な財産であり、近年は100 ~150 名程度の定期採用を行っている。30歳未満の若い社員が3割となっており、こうした次世代リーダーの育成にも力を入れ、計画的に育成を図ることで、技術力や将来の施工能力アップへつなげていくとともに、全社員が目標を持ってまい進し、活力・働きがいのある職場環境づくりを推進している。 また、学生等に対し、建設業に興味を持ってもらえるようなさまざまな取り組みを実施。インターンシップ(就業体験)に加え、内閣府が取り組む「リコチャレ」※と連携し、女子学生等に対して、当社の仕事見学や女性技術者との交流の場を設けている。そのほか、優れた技能者として広島県から「ひろしまマイスター」に認定された社員による出張授業を中国5県の工業高校等を対象に行っている。 ※理工チャレンジ:理工系分野に興味がある女子中高生・女子学生を対象に、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援する取り組み会社概要
株式会社中電工 本 社:広島市中区小網町6-12 設 立:1944年9月29日 資本金:34億8190万円 売上高:1483億円(2018年3月期連結) 従業員数:4190人(2018年3月31日(連結)) 事業内容: 屋内電気工事、空調管工事、情報通信工事、配電線工事、発送変電工事の設計施工 T E L:082-291-7411 http://www.chudenko.co.jp/
※2018年8月当時の情報です。