解体工事を軸に土地、住空間の再生・活用を本格化
常に進化し新たな価値創造に挑み続ける
株式会社桑原組
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Chap1
代表工事は旧広島市民球場跡地など手掛ける
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Chap2
1事業部1カンパニー制へ
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Chap3
新たな事を取り入れ、ステップアップ
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Chap4
【先輩社員の声】広島ナンバーワンの実績
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Chap5
【座右の銘】自ら機会を創り出し、その機会によって自らを変えよ
業歴60年の技術・提案力と品質に定評の総合解体工事業を軸に、環境リスク対策~不動産活用を一貫して手掛ける「ワンストップ土地更地化サービス」(商標登録済)を展開。自社施工による難易度の高い市街地の解体実績を積む一方、〝無印良品の家〟を建築・販売し、全国FC加盟店の中でもトップクラスの営業力で受注を加速させる。業界の枠組みに捉われない自由な発想と行動力で、解体工事業の新たな価値を創り、市場を切り開く。
1万棟以上の解体実績
2017年11月期売上高で、初の20億円を突破した。1億円超の元請け工事などがけん引し、安全対策をはじめ施工技術が問われる市街地での実績が奏功。広島市内中心部の、大型物件や街のシンボル的な建物解体を相次ぎ受注し、実績が実績を呼ぶ好循環を生んだ。 解体の累計実績は大型商業施設、官公庁や電力系施設、医療施設、家電・タバコメーカーの工場など約1万棟以上。スーパーゼネコンなどから支持されるほか、旧市民球場などの解体を直接受注するなど、元請け工事も伸ばしている。佐伯区湯来町の建設関連の跡地約3万3000平方㍍を買い取り、リサイクル工場(1日最大処理量1896㌧)を整備し、解体から出るコンクリート塊を破砕~路盤材の再生処理を内製化。1000 ㌧クラスの大型重機を保有し、自社施工・独自工法による施工品質の徹底と合わせ、コスト競争力も高めた。事業領域を押し広げる
09年に本格化したワンストップ土地更地化サービスは、土壌汚染やアスベスト、ダイオキシン類などの対策を講じて不動産の価値を回復させ、利用・開発まで提案する。17年4月から販売開始の無印良品の家の事業は、桑原社長が同サービスの一環でリノベーション分野を模索する中、UR都市機構が良品計画の子会社と共同開発したリノベ事業に着眼したのがきっかけ。住宅建築の内製化で、本業の位置付けに、多様性が生まれ奥行きが加わった。既に広島県を中心に30棟以上を受注・管理している。家事業を軌道に乗せ、18年11月期売上高は25億円に引き上げる。 リノベ事業や不動産の売買・開発も構想し、全体で波及効果を高める方針。ホールディングス化にも視野に入れ、環境リスクマネジメント・住空間創造・環境の3事業部を立ち上げて組織強化も図った。「付加価値の創造を念頭に、点から線、面へ、新しい事業に常に挑戦し続けたい」と桑原社長。ワクワク、ドキドキしながら進化する―。風通しの良い、活気ある社風が自慢だ。成長への道しるべ
桑原社長はリーマンショックで市場が冷え切った時期に就任。元請け体制の整備や、評価制度導入など矢継ぎ早に体質改善の手を打ち、成長戦略が描ける組織づくりを進めた。欲しい人材が採用できない苦渋も味わったが、今では入社2年目の女性社員が重機を扱う。何よりも社員の可能性と自主性に、企業としての成長を期待する。 桑原組の業歴は戦後、広島の街が復興に踏み出す一歩を支えたことから始まった。桑原社長は、「自ら機会を創り出し、その機会によって自らを変えよ―を人事理念に、60年の業歴を尊重し、新たな価値を創造し続ける」 果敢な挑戦が続く。会社概要
株式会社桑原組 本 社:広島市西区己斐本町3 -17-24 設 立:1965年12月17日(創業1958年10月) 資本金:3000万円 売上高:20億円(2017年11月) 従業員数:45人 事業内容: 総合建物土木構造物解体工事、環境リスク対策工事 T E L:082-272-6006 http://www.kuwaharagumi.co.jp
※2018年8月当時の情報です。