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未知なる可能性を求めて
常に「変革」と「挑戦」の姿勢を貫く企業

豊国工業株式会社

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 大型の河川・海岸水門、ダム水門の技術を持つ総合水門メーカー。これまで培った確かな製作技術や、特殊鋼の調達から加工完成品までの一括発注などが強みで、設計や現地据え付けも手掛ける。水門、ダム設備などの治水・利水関連設備を通じて国土保全に貢献し、国民の生命・財産を守り続けている。  創業以来、常に時代の風を肌で感じながら顧客の声に耳を傾けてきた。国内だけでなく海外へも視野を広げ、常に「変革」と「挑戦」の姿勢を貫き続けている。その礎となっているのは、独自の柔軟な創造力と着実な技術力だ。
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独自開閉機の開発からスタート

 1958年に「ラック式開閉機」の1号機が完成。雨風にさらされても支障なく作動する高い性能は、翌年、日本を襲った伊勢湾台風により一気に注目を集めた。60年には「ピンジャッキ」の名称で実用新案登録と商標登録。同社の代名詞となり、創業期の展望を切り開いた。

ダム設備事業へ参入

 87年にダム設備事業へ参入。翌年、国が小規模生活ダム強化の方針を打ち出し、小型ダムにターゲットを絞った。それが奏功し、小規模生活ダムの受注率でトップに躍進。ダム設備メーカーとしての基盤を固めた。  2005 年には、田原製作所から事業譲渡を受け、数十人の技術者を受け入れ、大型工作機械を導入。技術・生産能力を大きく伸ばした。08年にも、JFEエンジニアリングと川崎重工業から事業を譲り受け、業容をさらに拡大した。

持ち株会社を設立し多角化経営へ

 事業が多岐にわたったため、09年に持ち株会社「ホウコクホールディングス」を設立し、意思決定のスピード向上を図るために事業部を会社分割した。豊国工業、豊国エンジニアリング、豊国プラントシステム、豊国パーキングシステム、豊国エコソリューションズ、豊国ビジネスサービスとし、ホウコクホールディングスの傘下にした。  その後も、各社独立採算と業容拡大の経営方針の基に、昭和起重機製作所、藤井建設などのM&A(合併・買収)を実施。18年現在、子会社8社、孫会社3社を持つ。ホウコクホールディングスグループは多角化経営を進め、今後も「変革」と「挑戦」を続ける。

会社概要

豊国工業株式会社 本  社:東広島市西条町御薗宇6400-3 設  立:1957年10月21日 資本金: 4億5000万円 売上高:71億円(2017年9月期、グループ合計177億円) 従業員数:225人(2018年4 月現在) 事業内容:各種ダム設備・水門設備・除塵設備 T E L:082-493-7000 http://www.hokoku-kogyo.co.jp/

※2018年8月当時の情報です。