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不動産事業を中核に再生事業や観光事業など幅広く展開

株式会社第一ビルサービス

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 ビルメンテナンスの第一ビルサービスなど15社で構成する、みどりグループ。主力のビルメンテナンスは管理棟数が約1680棟で、創業以来継続して右肩上がりを続ける。ビル事業は中四国と九州地域で物件取得も進めるほか、新事業やM&A(合併買収)も積極展開。売上高は過去最高を更新しており、2019年6月期決算は前年比11%増で過去最高の119億円となった。今後は不動産関連事業のほか、観光事業やシニア層への職業紹介事業などの新規事業を軌道に乗せ、23年に売上高200億円を目指す。

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経営陣に若手を登用し育成へ

 「『安定と成長』、『チーム力と個人力』をテーマに多くの方が働き、多くのお客さまに喜んでいただける企業づくりと、あらゆる人と企業が持つ可能性を広げる社会の実現に向けて努力します」と語る杉川聡社長。グループ会社に30代後半から40代の若手を社長に据え、将来にわたってグループの経営基盤を支える人材を育てる。
 「個々の力が試される時代になってきています。それぞれが、前向きな気持ちを持ち、切磋琢磨しながら自らの力を高められるよう体制を整えます。時代の変化に恐れずに挑戦し、進化し続ける会社になりたい」

観光関連事業に注力

 12年から運営する商業施設「広島マリーナホップ」は、「マリホ水族館」など、施設の拡充を進め、来場客を伸ばしている。マリーナホップの運営ノウハウを生かし、19年からは島根県の観光施設「風の国」も手掛けるようになった。コンセプトは「森に泊まる非日常体験」。豪華なキャンプ「グランピング」を楽しめるよう、BBQや季節の土鍋ご飯などグランピングと和食を組み合わせたメニューを提供しており、食事にもこだわる。敷地内にある温泉も利用できる。また、木からぶら下げた球形3基(6・14平方㍍)とドーム型2基(9・33平方㍍)といった球体の宿泊施設も新設した。夜にはテントから星空も楽しめる。自然環境を生かして森の中で過ごす感覚を向上させる。地元農家と連携した農業体験や陶芸なども行う。今後はマリーナホップをハブ拠点とした観光プランを計画する。
 「マリーナホップが中四国の観光情報を提供するとともに、施設を起点にワンデイトリップで島根などへの送客の役割を担いたい。農業や酪農、漁業体験をくっ付けるといった仕掛けもつくり、リピーターになってもらえる環境づくりをしていきたい」と話す。

新事業やM&Aで継続成長へ

 中核のビル管理や、建設や消防設備の設計・保守点検など、その周辺事業を強化するとともに、介護や観光事業などへも参入。介護・保育では広島市、廿日市市、東広島市、山口県岩国市で運営。福祉関連事業で培ったノウハウを生かし、食品製造にも進出。介護施設や病院内給食サービスや、病院などに入るレストランも手掛ける。
 「挑戦、進化を続ける『みどりグループ』として、23年の60周年にはグループ目標である売上高200億円達成を目指し、今後も広島を拠点に地元で愛され、信頼していただき、地域に貢献できる企業グループに邁進したい」

会社概要

株式会社第一ビルサービス
本  社:広島市中区大手町5-3-12
設  立:1963年7月
資 本 金:3000万円
売 上 高:54億円(グループ119億円、2019年6月期)
従業員数:823人(グループ1573人、2019年6月期)
事業内容:不動産総合サービス業
T E L:082-248-1601
U R L:https://www.midori-gr.com/daiichibs/

※2020年8月当時の情報です。

数字でみる株式会社第一ビルサービス

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