創業127年の老舗建設会社
介護コンバージョンや〝終の棲家〟提案
森信建設株式会社
明治24(1891)年の創業から、127年の歴史を持つ老舗の建設会社だ。ビルや共同住宅の建築を主力とし、土地活用の企画・設計・施工をはじめ、不動産管理会社や税理士のあっせんなど、土地と建物に関する相談のワンストップ・トータルサポートが強み。
近年は、企業社宅や入居率の下がった賃貸マンションを介護施設に転用する「介護コンバージョン」の提案によって、建物所有者と介護事業者をコーディネートし、改修・新築工事を多く手掛ける。本社の入る7階建て賃貸マンションの一部もグループホームに転用し、介護施設の事業提案に役立てられるよう、直営でノウハウを蓄積している。広島で事例の少ない工法も積極的に取り組む。コンクリート建物を外側から断熱材で覆う「RC外断熱工法」でも、他社に先駆けて施工した実績を持つ。2013年には後継者の森信秀一郎氏を迎え入れ、次の世代へ若手の育成を任せるとともに、建物の耐震診断、同補強工事等を事業の新たな柱とした。森信秀樹社長は、「これからも新しい技術や事業にチャレンジしながら技術力を向上させ、いつの時代にも必要とされる会社であり続けたい」
NPO法人住環境研究会ひろしまの理事も務めており、〝終の棲家〟として家族信託(不動産や預貯金の管理を家族に託す)を活用した相続民家の収益物件化、場所に応じた在宅介護の工夫や高齢者向け改修、支え合い型の賃貸マンション入居、地域密着型高齢者住宅などを提案してきた。情報発信とともに、ワンストップコディネートの相談窓口を目指す。森信社長は過去に広島青年会議所(JC)の理事長、広島経済同友会代表幹事などを務めた。13~16年度の同友会代表幹事任期中は、移住定住や学生の地元就職の促進による人口回復、農業支援、観光振興等に取り組むなど、地域に貢献。現在も広島県人事委員など公職を多く任される。「地域に根差す建設会社の使命として、これからも“ひと・ゆめ・まちをクリエイト”して、広島の発展を創出していきたい」
会社概要
森信建設株式会社 本 社:広島市中区富士見町15-1 設 立:1955年12月(創業1891年4月) 資本金:2000万円 売上高:10億1900万円(2017年11月期) 従業員数:49人 事業内容:総合建設業、介護事業(グループホーム経営) T E L:082-244-3591 http://www.morinobu.jp/
※2018年8月当時の情報です。