洋服を通じて装う喜びを創造
リフォーム、リぺア、リサイクル事業を展開

このみやぐるーぷ

 洋服のリフォーム、靴のリペア、古着のリサイクルといった「リ」の付く洋服屋として展開するこのみやぐるーぷ。1978 年に創業して以来、技術力の向上と伝承を行い、2018 年3月に40周年を迎えた。現在はスポーツ用品や企業制服のマーク加工、靴の修理、中古服の販売など多角化して事業拡大している。藤原克実社長は、「洋服を装うことは人間だけに許された喜びです。個性に合わせて洋服を選び、自分のサイズに合わせて装う。私たちはお客さまに装う喜びを感じていただくための手助けをする企業です」   広島市を中心にリフォーム16店舗を構え、18年4月にはイオンが佐伯区石内で開いた大型商業施設「ジ・アウトレット」に「洋服のお直し マジックミシン」をオープンした。また、グループのマークスラッシュで刺しゅう・各種プリント加工を施す部門と、洋服リサイクルショップなどの周辺事業を展開し、グループでワンストップの受注体制を築いている。
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社員との対話を大切に

 このみやぐるーぷでは女性従業員が6割以上で、仕事と家庭の両立支援に向けてさまざまな取り組みを進める。例えば、ある女性従業員は古着専門店の店長勤務だったが、育休後、残業や土・日曜の出勤が難しく、無理のない働き方ができるリフォーム部門へ異動。よりフレキシブルな働き方ができるよう、正社員からパートへ雇用形態が変わったが、子育て後に正社員に戻るという選択肢も用意している。藤原克実社長は、「当社は女性が主体の職場。社員のライフサイクル上の問題が生じたときは、常に対話をして悩みを聞き取り、一つひとつ解決しながら、働きやすい環境づくりに努めています」   社内体制づくりで、働き方改革、社内報制作、ルールブック制作委員会も設けた。28年の50周年に向け、目標は売上高5億円、グループ会社5社への拡大という。「従業員の中から経営幹部を育て、それぞれがチャレンジできるポジションを用意していきたい」

会社概要

このみやぐるーぷ 本  社:広島市中区西十日市町1-21 設  立:1978年3月 資本金:300万円 売上高:3億5000万円(グループ合計) 従業員数:94人(パート含む) 事業内容:スポーツユニホームへのマーク加工、企業用ユニホーム製造販売、洋服を中心としたリサイクルショップの経営 T E L:082-503-7321 http://konomiya-gr.com

※2018年8月当時の情報です。