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新聞を基軸にした「総合メディア企業」へ
地域に役立つ多様な新ビジネス開拓

株式会社中国新聞社

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 中国地方5県に支社総局を置く、中国地方を代表する有力地方紙。「このまちで暮らすなら 中国新聞」のキャッチフレーズの下、地域密着の取材網を駆使した情報発信に力を入れている。2018年4月には、双方向による読者とのつながりを重視し、寄せられる疑問や悩みを記者が掘り下げて報道する「こちら編集局」を開始。中国経済面では、地場企業をくまなく回り、ビジネスマンだけではなく、就活中の学生にも役立つ動向を伝える。球団創設時から密着取材を続ける広島東洋カープの報道にも定評があり、初のリーグ3連覇と34年ぶり日本一へファンの期待に応える情報発信に取り組む。  近年は紙媒体を軸に、求められる情報をさまざまなメディアで発信する「総合メディア企業」としての展開を強化する。17年3月には、読者の利便性をさらに高めるため、スマートフォンやタブレット端末で新聞紙面をそのまま見られるアプリ「中国新聞電子版」のサービスを開始。注目度の高いニュースは電子号外を積極的に発行し、速報性を高める。  18年には、ホームページ「中国新聞アルファ」とメルマガで新サービスを始めた。アルファには、スポーツ情報満載サイト「スポーツまとめ」を追加し、プロとアマチュアを合わせて60以上の競技のニュースや結果などを見られるようにした。メルマガでは、鉄道や飛行機、リムジンバスなど公共交通機関の運行状況や高速道路情報をいち早く知らせる。関連会社ではケーブルテレビ、コミュニティーFMなどの事業も展開し、グループ全体でユーザーのニーズに応えるサービス開発を積極的に進めている。  中国新聞の紙面掲載記事を収録した会員制データベース「中国新聞plus日経テレコン」、「教育データベース」は、県立図書館(中区)や東広島市中央図書館、各地の小中高校などで導入されるなど活用が広がっている。新聞をビジネスに役立ててもらおうと、県内企業の若手や新入社員を対象にする「新聞を活用したビジネス(NIB)講座」は、今年で3年目を迎える定番企画になった。
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ボルダリング施設もオープン

 18年3月には廿日市市大野のちゅーピーパーク内に、従来の新聞工場見学やプール、スナッグゴルフコースに加え、西日本最大級のクライミング・アミューズメント施設「ちゅーピーアスレチックSOLAE(ソラエ)」を開いた。2020年東京五輪の正式競技として人気が高まるボルダリングなど複数のアクティビティーを体験でき、家族やグループ連れでにぎわっている。インターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディングのサイト「カナエンサイ夢」も開設。広島に関わる人の地域課題の解決、企業の新商品開発などに役立ててもらう。

斬新なカープグッズ開発

 戸別配達網を生かして、24時間365日体制で暮らしに役立つサービスを提供する「ちゅーピーくらしサポート」や、自治会の回覧板としても活用できる「防災受信機サービス」にも力を入れる。  「カープのことなら 中国新聞」と読者により一層感じてもらえるよう、カープ坊やをデザインした「帆前掛け」や、顔に貼って観戦を楽しむ「℃℃℃フェイスシール」など、オリジナルグッズも充実させている。

会社概要

株式会社中国新聞社 本  社:広島市中区土橋町7-1 設  立:1892年5月5日 資本金:3億円 売上高:233億718万円(2017年12月期) 従業員数:450人 事業内容:日刊新聞の発行 T E L:082-236-2111 http://www.chugoku-np.co.jp/

※2018年8月当時の情報です。